加工できる写真、できない写真

zenfotomaticは今まで人間の目で判断し、人間の手で加工していた商品写真の背景処理を自動で行うソフトウェアです。
これにより、圧倒的なコスト削減と作業時間の軽減が可能ですが、現状どのような写真でも加工できる訳ではありません。
また、似たような写真でも実際にはそれぞれ様々な複合要素を有しており、どのような写真の加工が可能、不可能なのかを“厳密に”示すことも簡単ではないのですが、今回は“現時点”でのzenfotomaticにおいて背景処理加工が困難な写真をご案内したいと思います。
※以下の例はあくまで現状での問題点です。私達zenfotomaticチームは以下全ての問題の改善にこれからも挑み続けます!
 

1:背景が複雑すぎる写真


現状このような写真の場合、被写体の認識が非常に困難です。
解決方法としては、できるだけ単一色の背景(背景紙、画用紙、布、薄めの色の壁等々)で撮影して頂くようお願いします。
極端に暗すぎたりしなければプロレベルの照明は必要ありませんし、一眼レフカメラでの高度な撮影テクニックも必要ありません。(ちなみに弊社ECチームでは普通のコンパクトデジカメ、又は iphone を使用しています)

2:上下に余分な背景がある場合


背景紙、画用紙、布等を背景に撮影した場合も、可能な限り余分な背景が無い方が処理後に良い結果が得られやすくなります。
上下は可能な限り単一色背景に収まるよう下の写真のように撮影し、左右も可能な限り背景紙等の端と被写体が近付き過ぎないよう撮影をしてください。
 


このように左右に余分な背景が映り込んでいるものは、zenfotomaticが被写体ではない事を理解し、削除してくれます。

3:背景色と被写体の色が近すぎる場合


白背景に白い商品を明るい照明の下で撮影すると、さすがに人間の目で見ても被写体と背景の境界線が判断できない写真になります。
このような場合は、撮影時に多少暗い写真になっても良いので可能な限り背景と被写体の輪郭がハッキリとわかるよう撮影してみてください。

ちなみに、弊社ECチームでは背景色と被写体の色が近い物はまとめて下の写真の様に撮影しています。


このように、2つ照明があれば一方は被写体に、一方は背景に光を当ててやると被写体の輪郭が現れやすくなります。
※弊社はカメラのプロではなく、撮影もコンパクトデジカメやiphoneを使用しています。
あくまで素人の撮影方法とご理解ください。


右の写真が、先程のように後ろにも照明を当てた写真です。
これなら被写体と背景の境界線が目視でもハッキリ見えますね。
このように撮影する事で背景は暗めの写真になりますが、zenfotomaticで加工すると右のように美しく加工してくれるので、敢えてオリジナル写真の背景の明るさレベルは気にせず、背景と被写体との差を付ける事に気をつけて撮影してください。

4:背景について


zenfotomaticを使用する場合、完全な撮影環境やプロレベルの専用機材を用意する必要はありません。
ただ勿論、BtoB、BtoC、CtoC の形態を問わず販売を目的とした写真という事で言うと、やはりお客様に可能な限りわかりやすく美しい写真を見て頂く努力をする事は、サービス提供者として心がけたいところです。

弊社ECチームは上記のような環境で撮影を行っています。
背景紙はサイズによりますが、¥1,000〜¥5,000程で販売されているもので十分です。
また、弊社ECチームではフロア〜天井までホームセンター等で販売されている物干用の突っ張りセット(約¥2,000)を使用してます。
また撮影用ライトは使わず上部の蛍光灯のみで撮影する事もしばしば。
zenfotomaticを使用する事を前提に、どう撮影すれば良いかさえ押さえておけばOKなのです。

とは言え、「マンション1室で運営しているため十分なスペースが無い」など、環境の問題もあると思います。
(まさに弊社はそこからのスタートでした。。)

と言う事で、背景しがなき環境でどこまでzenfotomaticが対応できるか実験してみました。


TEST 1:白っぽい壁を背景に撮影


ちょっとダークで、且つゴツゴツした質感の壁で撮影。
このレベルなら問題無く加工が成功。


TEST 2:広告の裏紙


広告の裏側を背景にしているので背景が透けて見えます。
しかしこれも難無くクリア。
被写体以外をしっかりと美しい白に仕上げてくれます。


さて、いかがでしたでしょうか?
このように、zenfotomaticではまだもう少しだけユーザーの皆さんに撮影方法等を工夫して頂く事をお願いしなければいけません。

しかし、圧倒的な“スピード”と莫大な“コストダウン”という目的を設定するならば、弊社ECチームや少なくない数のzenfotomaticユーザーの皆さんがそうであるように、上記のような撮影をして頂く事で驚異的な成果が出ているのも事実です。

勿論、今この時も私達zenfotomaticチームは、今は解決できていない問題に全力で挑戦し続けています。

そして私たちの一つのゴールは、ユーザーの皆さんが撮影方法の事など一切気にしなくてもいいように、どんな写真でも「1クリックで大量の写真を美しい商品画像へ」をソフトウェア側から実現する事です。


本日も長文にお付き合い頂き誠に有り難うございました!




世界中のオンラインマーチャントをハッピーに!


画像切り抜き・白抜き・自動色彩補正・商品画像加工クラウドアプリケーション ZenFotomatic(ゼンフォトマティック)


ZenFotomatic Japan :Daisuke