アルファチャンネル(背景透過)情報を持つ画像に対応しました!


日々のネットショップ運営、デザイン業務、ご苦労様です!
この時期、クリスマスや年末年始の準備で大忙しですよね。
そんな猫の手も借りたい時に、THE作業はやりたくない!いや、そもそも面倒な単純作業大キライ!という方に本日ZenFotomaticはまた新たなアップデートを行いましたのでどうぞお付き合いくださいませ!

今回は、出版業界やメーカーから配布されるような既に完成度の高い切り抜き処理が施された画像、もう少し専門的に言うと、既に背景が透過されたアルファチャンネル情報をもったPNG画像の処理にZenFotomaticが対応しました。

ん? ちょっと待てよ。。ZenFotomaticって自動切り抜き処理ツールじゃ無いの?  既に切り抜かれてるなら必要ないじゃん。。とお思いの方、オシぃ!

切り抜き処理は手間もかかるし人によって差も出る、そもそもそれなりの精度を出すにはそれなりの技術も求められる、面倒かつ頭の痛い作業です。
しかし、必要な処理はそれだけではありませんよね? 切り抜いたから良いというものではもちろんありません。
被写体によって異なる大きさを一定のサイズの画像に決められた余白の値に基づいて画角調整したり、微妙に斜めな被写体を角度調整したり、明暗補正したり、、、書ききれませんので割愛しますが商品画像加工と一口に言っても様々な処理が含まれているじゃないですか。

ZenFotomaticは、それらの処理を一括して大量に自動処理するツールです。(もちろん数枚でも効果アリです。)

さて本題に戻りますと、画像処理のニーズって実は自分が撮影した写真に対してだけではないんですね。
冒頭に書きました、「出版業界やメーカーから配布されるような既に完成度の高い切り抜き処理が施された画像」をネットショップ掲載用にリサイズして、それに合わせて被写体のサイズ調整したり、切り抜かれている背景に白背景を付加したりといった作業も少なからず存在します。

加工前の画像
加工前の画像

そう。こんな画像です。
切り抜き処理は既にされていますが、被写体が斜めになってるしそもそも画角がおかしい。

実は昨日まではゼンフォトマティックでは既に切り抜かれたアルファチャンネル情報を持つ画像を加工すると、うまく加工できませんでした。
(言い訳 : 切り抜かれた写真に背景付けるって従来ZenFotomaticが行う処理と真逆だし...と思っていました。勉強不足すいません!)

それが本日より、上のような画像でも、

初期設定での加工後の画像(白背景)
初期設定での加工後の画像(白背景)

うん、かなりクオリティー高いですね!
画角調整(被写体のセンタリングや大きさ、余白の調整)はもちろん、元画像では微妙に斜めになっていた被写体がまっすぐになってます。

上の画像は白背景で処理したものですが、もちろん背景透過を保ったままでも処理可能です。それが下の画像です。

加工後の画像(背景透過・切り抜き)
加工後の画像(背景透過・切り抜き)

そしてもちろん、ZenFotomatic最大の特徴である一括、バッチ処理にも対応しています。

元画像
元画像
加工後の画像(背景透過)
加工後の画像(背景透過)

 

もう一度簡単に言うと、今回のアップデートは

既に背景が透過(切り抜き)されている画像のリサイズと画角調整、背景色の付加が一気に自動で処理されるようになった。

という内容です。
簡単そうに見えるかもしれませんが、実は相当に面倒で時間のかかる処理ですので、このような問題を抱えていらっしゃるデザイナーさんや画像処理ご担当者の皆様にお役に立てれば嬉しいです!

PS
実は当ニーズはZenFotomaticユーザーであるフランスの超有名な化粧品メーカーさんからのご相談から実現に至りました。ヨーロッパのユーザーは総じてクオリティーに対する要望が高く、クリエイティブな表現に対するこだわりがすごいんです。特にオンラインショッッピングはスマホ経由のアクセスが多くなりこれまでよりも更に文字を読んでもらえなくなってきています(涙)。 商品画像の重要性が更に高まっているということですね。

 

ZenFotomaticチーム : Daisuke